(有)五木屋本舗 移住・転職人材マッチング

Client有限会社五木屋本舗

「五木村にある店舗の店長を探しているが採用に困っている。なかなか思うような人材からの応募が来ない」と、以前から五木屋本舗の社長にお聞きしていました。

土日出勤があるサービス業、なおかつ五木村という決して便利とは言えない場所への移住が伴う人材募集でしたが、「良いものを販売するのが好き」という人材をマッチングすることができました。

人材がマッチングした経緯

以前から、五木屋本舗さんから「五木村内の店舗での店長を探している」ということはうかがっていました。しかし、五木村ほどの否かともなると、移住を伴う転職のハードルはぐっと上がります。また、店舗の店長となると、観光業とかなり密接なため、土日出勤であることが多いため、より難しい要件での募集となりました。

企業の展望と現実を正しくとらえる

五木屋本舗さんならではの魅力を仕事を探している人材に説明するために、まずは五木屋本舗の深い理解から始めました。社長や別店舗の店長、工場長にたくさん話を聞かせていただきました。

また、企業ん魅力だけではなく、弱点だと思っていること、これから改善していきたいと思っていることもうかがい、それを正しく理解することに勤めました。

・企業が募集する人材に何を求めているのか
・どんなことにチャレンジできるのか、やりがいは何なのか
・どんな懸念があるのか
を、正しく伝えるための準備を徹底しました。

関心も持ってくれた人材に対して

募集に関心を持ってくれた人材に対しては、企業や五木村についての良いところばかりではなく、厳しい部分も伝えました。特に住環境については、不便な生活になる部分を徹底して伝えました。

もちろんその困難を乗り越えた先のやりがいや良さを伝えることもしました。が、「聞いていたことと違う」と言われ、人材が去ってしまうことの方がリスクです。

「そんな困難があっても、五木村に住み、五木屋本舗で働きたいと思うか」という覚悟を問うという意味あいが大きいです。

すぐに面接に進まない理由

お互いのことをよく知るための現場視察ゆるやかな話

関心を持ってくれた人材が現れた時、すぐに面接には進みませんでした。店舗を見てもらい、五木村の周辺の環境を見てもらい、他店の店長とフランクに話してもらうという場を設定しました。

このことによって、応募する人材側には、「ここで本当にやっていく覚悟があるのか」ということ、企業側には「採用して共に事業を進めていく覚悟があるのか」ということを、お互い堅くなっている面接の場ではなく、素の表情が見える状態で見てもらうことが目的でした。

移住を伴う転職のサポート

マッチング後のサポートが最も重要

上記のことを通し、無事に移住・転職の人材をマッチングすることができましたが、そこからが本当の仕事の始まりです。移住してきた人材の住む場所のサポート、仕事や暮らしが始まった中で困っていることはないか細かく確認などを怠らないように今も気を付けています。

参加キャスト

キャストズボイス

土屋 望生

株式会社日添

五木村は熊本県の中でも高齢化率が1位で、ド田舎中のド田舎です。日本全国的に人材募集が難しいとされている中、このような過疎の地域への移住・転職は本当に難しいなと思っています。その企業ならでは切り口をつくって表現すること、また、募集する人材に任せる仕事を魅力ある仕事として整理したうえで募集をすること。今後も意識をして地域に人材をマッチングしていきたいと思います。

プロジェクト概要

活動内容

  • 五木屋本舗へのヒアリング、人材要件の整理
  • 応募人材の紹介、面談
  • 面接時留意事項のアドバイス
  • 移住後の居住施設、村内コミュニティへの支援等

体制

人材コーディネート
土屋望生