熊本地震復興手記集「声」

Client熊本市

制作の話

福永あずさ トータルディレクション・取材・執筆

2016年4月14・16日に発生した熊本地震。これはその地震から、復旧・復興へと尽力し続ける関係者の方々の生の声を集めた「手記集」です。制作期間のべ6カ月、総ページ数250ページ…! あの混乱のさなか、市役所の方々は何を考え、どう動き、この未曾有の事態に立ち向かったのか。一字一字読み進めると、その緊迫した現場が、ありありと蘇ってきます。熊本のみならず、仙台・福岡・東京・京都など全国への取材行脚を実施。ライターさんとのぞんだ大西市長へのインタビュー、熊本市のトップとして初動対応を行い、不眠不休で業務にあたり、「市民のためになることなら何をやってもいい」と、職員に話したエピソードは有名です。「あの時、市民にどれほど助けられたか」と話しながら、感極まり、流された涙も忘れられません。私にとっても初めてのコト尽くしで、だからこそ苦労もし、この上ない達成感を感じ…編集者人生のなかでも、記念すべき書籍の編集となったことは間違いありません。

実は本書タイトルの「声」は、デザイナーと2人で提案したもの(なんと偶然同じ案だった)なんです。コンテンツに採用した写真は、ブルーインパルスの写真や震災後に生まれた子どもの写真など、未来を感じさせるものを起用(撮影:Log)。担当のNさんが、繊細な情熱と優しさでずっと伴走してくださったことも忘れません。「誰かを励ます小さな声 勇気をくれた力強い声 決意を告げる真っ直ぐな声 未来に残したい声、その4年間の記録―あの夜の声が聴こえてくる」。僭越ながら、赤帯のコピーを書かせてもらいました。今後、本の帯を書くことなんてあるのだろうか…。あってほしい。

参加キャスト

キャストズボイス

福永あずさ

フリー所属

トータルディレクション・取材・執筆

2016年4月14・16日に発生した熊本地震。これはその地震から、復旧・復興へと尽力し続ける関係者の方々の生の声を集めた「手記集」です。制作期間のべ6カ月、総ページ数250ページ…! あの混乱のさなか、市役所の方々は何を考え、どう動き、この未曾有の事態に立ち向かったのか。一字一字読み進めると、その緊迫した現場が、ありありと蘇ってきます。熊本のみならず、仙台・福岡・東京・京都など全国への取材行脚を実施。ライターさんとのぞんだ大西市長へのインタビュー、熊本市のトップとして初動対応を行い、不眠不休で業務にあたり、「市民のためになることなら何をやってもいい」と、職員に話したエピソードは有名です。「あの時、市民にどれほど助けられたか」と話しながら、感極まり、流された涙も忘れられません。私にとっても初めてのコト尽くしで、だからこそ苦労もし、この上ない達成感を感じ…編集者人生のなかでも、記念すべき書籍の編集となったことは間違いありません。

実は本書タイトルの「声」は、デザイナーと2人で提案したもの(なんと偶然同じ案だった)なんです。コンテンツに採用した写真は、ブルーインパルスの写真や震災後に生まれた子どもの写真など、未来を感じさせるものを起用(撮影:Log)。担当のNさんが、繊細な情熱と優しさでずっと伴走してくださったことも忘れません。「誰かを励ます小さな声 勇気をくれた力強い声 決意を告げる真っ直ぐな声 未来に残したい声、その4年間の記録―あの夜の声が聴こえてくる」。僭越ながら、赤帯のコピーを書かせてもらいました。今後、本の帯を書くことなんてあるのだろうか…。あってほしい。

井関麻子

イセキ文書製作所所属

プロジェクト概要

支援内容

  • トータルディレクション
  • 取材
  • 執筆

体制

クライアント
熊本市
プロデュース
土田芳史(ウルトラハウス)
ディレクション・コピーライティング
福永あずさ
デザイン
立野事務所
撮影
内村友造(Log)、山下サトシ
ライティング
東上真弓、今村ゆきこ、平野淑湖、井関麻子、成尾梢、持木美恵