The Lemon on Books

Client株式会社kuruli

長崎・時津町で人気のパン屋さんが作るレモンケーキ。第一印象は「ずっしり重い」。
パッケージのデザインの依頼を受け、昔から親しまれる長崎の伝統菓子のようなパッケージを思案する中、純文学の名著・梶井基次郎の「檸檬」の一節「つまりはこの重さなんだな」という台詞が記憶の中から蘇る。
檸檬のストーリーを彷彿させるグラフィックのデザインにブック型の化粧箱、文庫本をイメージしたリーフレットや栞型の商品タグなど一貫したデザインを提案。長崎県外の方へ自慢の県産品として親しんでもらえるよう全てのデザインパーツに上品さを損なわない仕上がりを目指した。ネット販売では関東から関西をはじめ遠隔地からの注文が多く文学や芸術に敏感なユーザーからのファンが少しずつ増え始めている。

贈り物に使いたいと思ってもらえる上品な佇まいを目指して

受賞

2018 年九州アートディレクターズクラブベストナイン賞受

2019 年長崎デザインアワード審査員特別賞受賞

販促ツール

販促パーツ、広告やWeb サイトに至るまで一貫したカラーリングに。デザインに緊張感を持たせることで贈答品らしい品格を与えた。

ウェブサイト

Web サイトは小説の世界感を壊さぬように緊張感のあるレイアウトを心がけ、UX(ユーザー体験)の実践を試みた。

参加キャスト