GUEST#07 小林 洋平さん

あけましておめでとうございます!

WHITEBASEもその勢いを失うこと無く2019年に突入しました!

 

いやはや良かった良かった。

 

新年最初のゲストは僕と同年代のやべークリエイターをお呼びしました。

 

その方は、僕と同じ電子ビジネス専門学校の卒業生なのですが

 

「歴代卒業生の中で一番ヤバイクリエイターは誰ですか?」

 

と聞くとほとんどの人がこの人の名をあげます。

 

 

 

今回のゲストはそう!

フルスケールの小林洋平さんです。

 

 

 

 

 

小林さんの雰囲気はとても柔らかい。

 

優しそう。
穏やか。

 

でも会話の中でどこか毒を感じる。

 

講演の最初に自ら言ってました。

「ぼく、口が悪いので気になったら言ってくださいね・・・・」

 

 

 

まずは、今までの経歴を話してくれました。

 

 

 

 

子供の頃は鍵っ子でとにかく特撮ヒーローのビデオを見まくって過ごしたそうです。

 

 

 

 

僕が始めて小林さんと飲み会で隣になった時に

 

「小林さんの趣味ってなんですか?」

 

と合コンみたいな質問をしたところ

 

「特撮のdvd鑑賞です」

 

と切り替えされ、そこから話を広げきれなかった自分を責めた記憶が蘇りました。(子供が生まれた今なら1時間は語れる!)

 

そんな小林さんの人生を変えるキーマンは

「おばあちゃん」

でした。

 

 

 

当時、高級だったPCを買ってくれたそうです。

 

小林さんはそのPCを使いプログラミングしてゲームを作ってみたり

プロバイダーを契約しネットをつないだりしたそうです。

 

 

 

 

 

高校生の頃は、クラブカルチャーにどっぷりハマり

今では考えられないほどのB-Boyになってたそうです。

そこで仲のいいショップ店員さんからフライヤーを頼まれたのがデザイナーの始まりでした。

 

 

 

 

 

 

 

(高校生が作ったとは思えない・・・)

 

高校では進路もやりたいことも決まってなかったそうで

卒業間際に先生に紹介された電子ビジネス専門学校にとりあえず入学したそうです。

 

 

 

専門学校でも特に就職活動はせず、ギリギリで紹介してもらったバイト先でウェブ制作の仕事をはじめます。

 

 

 

 

最初はミスばっかりで転職を考えるほどだったそうです。

このくだりは勇気をもらえた人多かったと思います。

 

「あんなにすごい人でも最初はできなかったんだ」

 

 

 

とにかく「できないこと」をどんどんやって「できること」に変えていく。

仕事の難易度を自ら上げていく。

そうした努力の積み重ねで今の小林さんがいるんだなーと思いました。

「努力も才能」ですね。

 

 

 

 

 

 

 

「慢心は身を滅ぼす」

この言葉が努力の人だということを物語ってます。

 

 

 

 

 

「同業者はすべてライバル」

このへん毒があって好きでしたw

先輩も同期も学生も全員敵。って言い切ってたのでw

 

ただ、こうしてWHITEBASEで話すこと自体敵を増やして強くしてしまう行為なんですが

包み隠さず全部話してくれるあたりが素晴らしい。

 

ライバルを育てれば、それだけ自分も成長できるってことですからね。

 

 

 

 

 

途中料理人の心得みたいな感じになりましたが。

 

根本にあるのは「職人精神」だと感じました。

ビジネス思考だけではたどり着けない極致があり

そこに行くためには自らを厳しく律する必要があります。

 

ホリエモンが

「寿司なんて学校で学ばせたらすぐに覚える修行するやつは頭が悪い」

みたいな事を言って炎上しましたが

 

新しい技術を発見したり、今あるものを限りなく良いものに研ぎ澄ましていく

精神性は水滴が石を穿つような果てしない修行が必要だと思います。

 

 

 

 

 

つづいて製作する時に意識していることを話して頂きました!

 

 

 

 

 

シンプルですがこれを継続してやることがとても難しい!

 

 

そして、みんなが聞きたかった「上達する方法」

 

 

 

 

「やらないと、始まらない。

やらないと、何も残らない。」

 

はい、ほんとそのとおりです。。。。

参加者の子の心にしっかり響いてました。

 

続いて、今までつくったサイトの紹介をしていただきました。

 

 

九州すし市場

http://www.sushiichiba.jp/

 

 

 

ロボリーマン

http://roboryman.com/

 

 

 

天空の船

https://www.tenku-f.jp/

 

 

 

かが万

http://www.kagaman.co.jp/

 

小林さんのウェブサイトの何がすごいかって

僕らウェブデザイナーがデザインを作る時に優れたウェブサイトが沢山のってるデザインサイトを見ることが多いのですが、僕らが見る側なのに対し

 

小林さんは「載る側」のサイトをつくるからです。

新しい手法や表現を生み出す「0→1」のクリエイティブだと思います。

 

0を1にしたからといって、お客さんから「倍のお金を払います」なんてことはありません。

自ら仕事量を増やして苦しくなるし、費やした膨大な時間が無駄になることもあります。

それでも追求しつづけ新しい「1」を作る姿はとてもストイックで美しく見えました。

 

そして、その環境をクリエイターに与えつづけるフルスケールさんも

本当にスゴイ。。。。。

 

自分が独立してから更にその尊さに気付かされました。

 

 

 

 

 

 

講演後、僕は前から聞きたかったことを聞いてみた。

 

ここからは敢えて、同じ歳の友達になりたいという気持ちを込めて「小林くん」と呼ぶことにする。

 

小林くんは「こだわりの塊」なんじゃないかと個人的に思っていたのだ。
身につけてるものは無地のTシャツとかでも1万円とかするんじゃないかってね!

 

さっそく聞いてみた。

 

Q.髪はどこできってるんですか?

 

A.最初、ツーブロックにしてもらって、そのあと切るのがめんどくさくなって横だけ嫁さんに刈ってもらっているうちに今の髪型になりました。

 

なるほど・・・

 

Q.洋服はどこでかってますか?(めっちゃ高いやろ〜)

 

A.・・・全然こだわりがなくて、眼鏡はJINSで靴下はダイレックスで買いました。

あと腕時計はネットで見ていいな〜って言ってたら嫁さんが誕生日プレゼントで買ってくれました(よくみると時計の電池は切れて時は止まっていた)あ、時計のネジが取れてる・・・・どうしよう・・・

 

くっカリスマになりたくてクッソ高い眼鏡を買った自分の小物感が露呈するじゃないか!

これが本物か・・・

 

ちなみに、小林くんは去年まで電子ビジネス専門学校で非常勤講師をしていて

同じく非常勤をしている僕と控室で一緒になったことがある。

 

当時、僕はカリスマになりたくて、ペンとかノートとかこだわっていた。(小並感)

 

控室で小林くんは授業用ノートをおもむろに取り出した。

その手があったかぁああああああああ!!!!!!!!

すっげぇクリエイターぽい!!!

なんか逆にこだわりのやつやーん!

 

あえてね!

 

あえてのジャポニカ学習帳!!

 

てかジャポニカってなに?南米?!!

 

あああああ!!でも!!!

もうその手使えないよね!!!!

 

俺が持ってたら

「うあ、、、小林先生のマネじゃね、、野田先生ださ」

 

ってなるもんね!!

もうこれ超えるならエアノートとかせな!

 

いやもうそれ奇人!クビ!

 

ってなったよね!

 

※ちなみに小林くんがジャポニカを持ってたのは「ノート忘れたからコンビニに売ってるのを適当に買いました」という理由に天性の何かを感じたズートリのだ。

 

野田陽介

小卒系フリーランサー。たくさん本を読むと頭が良くなると思っている。 あと、肩幅と収入は相関関係があると信じており、日々鍛え続けている。 最近はwebデザイナーのはずなのに、ブロガーと思ってる人が多い 自社サイトのブログで好き勝手ブログを書きまくった結果 「妖怪チ◯ポ」と「親戚のおじさん」で上位検索されるようなった。

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