遡ること10年前。
僕はしがない「おっさん専門学生」だった。
小卒だった僕は、専門学校の授業が9割分からなかった。
となりに座っていたいたずら好きの同級生にCaps Lockを押されパソコンが壊れたと勘違いしたりして過ごしていた。
そんないたずら好きの同級生が教えてくれたサイトがある。
「はてなブックマーク」
そこでは、日々、ネット上の
う○こから宝石まで。
みんなの「おもしろい」が集まっていた。
そこでの評価基準は
「はてなブックマーク数」
この数字が全て、
学校の授業がよくわからない僕は一発逆転を狙って
なんども「はてぶ」に挑んでいた。
そんな消耗した毎日。
僕は死んだマグロの目で「熊本 HP制作」を検索し検索順位30位以下のサイトを隅々まで見るという荒んだ趣味に興じていた。
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信じられるかい？
そこで見つけたのさ！
「バズ神さま」をね！
バズ神さまは、すぐに隠れちゃうから。
今回のWHITEBASEの講師は、
熊本のバズ神様、アングラCEO
プロモートウェブ 杉本鉄平氏です。
僕がバズ神様を見つけたきっかけは
10年前「熊本 HP」で検索した50位くらい？にあったウェブサイトのブログです。
やたら「はてなブックマーク」がついている記事が
ひとつ、ふたつ、たくさん！たくさん！！
その瞬間、小卒、野生の感が働いたよね
「この人、、、バズの神様だ。」ってね。
それから、何とか
少しずつ、少しずつ距離を詰め。
ついにWHITEBASEにお呼びするまでに至りました。
杉本さんのスタイルは僕と真逆です。
顔を出さず、存在を消して、コンテンツに溶け込んでいく。
カレーのじゃがいもスタイル。
しかし、分かる人にには分かる。
「このカレー杉本さん入ってますよね？」
ってね！
このたび、ロゴが新しくなりまして。
そんな貴重な杉本トークが聞けるのはWHITEBASEだけ！
まず最初に、ロゴが新しくなったそうで発表がありました。
デザインはかの有名なOVALの杉村武則さん
ENTERボタンと九州の形をイメージし、
名刺もロゴの形にすることで意図を伝える「きっかけ」をつくりだすスイッチにしていました。
このへんがプロモートウェブっぽいなぁ〜
と思いました。
昨今、SNSがビジネスでも主流になり、名刺の役割は昔ほど重要じゃなくなってます。
だからこそ変わったことをすると目を引く、逆張りの法則（今考えた）
「面白い形の名刺ですねー何か意味があるんですか？」
「実はですね・・・」
プロモートするのはウェブだけではない。恐るべし。
経歴がファンタジスタ
僕は経歴のバンジージャンプとよく言われるのですが
杉本さんはファンタジスタ。
まったくの異業種から27歳でウェブ業界へ飛び込み
そこから持ち前のショートスリーピングと全てを喰らい尽くすがごとき知識欲。
メキメキとユニコーンのように頭角を突き出します。
僕がはじめてサイトを見たのが10年前なので
まだ杉本さんがウェブ講師とフリーランスを両立してた頃になります。
その3年後にはじめて一緒に呑みに行き話をしたのですが、
とにかく一人で全部してました。
デザイン、コーディング、リスティング、ディレクション、営業、企画、ブログ・・・
僕も独立一年生の頃、それやろうとして半年でギブアップしました。
文字通り「忙殺」されます。
それをかなり長い間続けていた杉本さんは、まじで超人。
そんな杉本さんに、昔聞いたんですよ
「どうしたら睡眠時間短くても仕事できるんですか？」
ってね
そしたら杉本さんはこういったのさ
「寝てないというのは思い込みなんですよ。」
「バズ」らせるって、どいうこと？
どこかで生まれた「ネタ」がみなさんの目や耳に届くまで、
どんな道をたどってきたかって気になりませんか？
杉本鉄平はそれを知ってるんです。
だからバズ神様と呼ばれるんです。
「はてなブックマーク」
ここで注目された記事は「ホットエントリー」と言われ多くのヘビーユーザーの目に届きます。
いわば、情報の源泉に近い位置にあります。（昔だと2hcとかだったりもした）
ここで話題になった記事をグノシーやらスポットライトやら世にあふれるキュレーションメディアが自社サイトに掲載します。
更にツイッターやFBといったSNSでの拡散にも火がつくと手がつけられない大きな現象になり、ワイドショーに取り上げられたりヤフーニュースになったり
もう記事ひとつで一夜にしてスターになります。
記事ひとつで人生が変わる。
記事ひとつでビジネスが転換する。
そんな時代はより加速してます。
ジャンプ前田、ニシキドアヤト、吉川ばんび
すべてここ最近、記事がバズって人気ウェブライターになった人たちです。
僕はこの3人がバズった瞬間をツイッターで見ました。
「あぁ今どきはこんな風にして人生変わるんやなぁ〜インターネッツやべぇ！」
バズの難しいところは、再現性が低いことです。
上の3人バズり方は一見、異なるアプローチに見えます。
「バズりそうか否か？」
これは理論だけじゃなくて感覚も重要になってきます。
そしてその感覚は無数のバズをストックし実践し失敗し挑戦を続けないと身につきません。
だから杉本さんが貴重なわけです。
理論と感覚のバランス。
杉本さんを「面白い企画を考える人」って思ってる人がいます。
僕も最初、そういった印象が強かったのは確かです。
しかし、実際はロジック側の人で
企画のゴールをしっかり定めてます。
面白い企画はそれ自体がゴールになることが多くあります。
実際に面白ければ拡散され多くのインプレッションを得ることができます。
多くの人に情報を届けるのであれば有効な施策です。
でも、もっともっと精度を上げれることもできます。
例えばプロモートウェブで仕掛けたこちらの企画コンテンツ。
サイト自体はもちろん企画が尖っていてそれだけでもバズりそうですが
作った後がバズ神さまの力が発揮されます。
こちらのコンテンツは人気漫画「銀魂」のパロディを含んでいます。
つまり、銀魂が好きな層にはよりコンバージョン率（問合せや購入といったサイトのゴール）が上がるわけです。
でも、わからないですよね？
「銀魂が好きな人にだけ届く広告の方法」なんて。
あるんです。
ツイッター広告では
「指定したアカウントのフォロワーにのみ広告を出す」
という方法があります。
感がいい人は気づきましたね？？
「銀魂の公式アカウントのフォロワーにだけ広告を出す」
という方法を実施しました。
そりゃコンバージョン率上がらない理由が無い。
今のウェブ広告は複雑でFB広告やリスティング広告を知ってるだけでは本当の意味で活用していることになりません。
「つかいこなす」ことが重要です。
古来より強い人は優しいという
ここまでの話しだと、なんかちょっと怖い人なんじゃないか？
って思う人もいるかもしれません。
僕は空手を15年くらいしてるんですが
中途半端な実力の人ほど、弱い人を虐めたり意気がったり喧嘩したりします。
本当に強い人はとても優しい人が多いです。
バズ神様はとても強い人ですが優しい人です。
鳥のマネをして爆笑の渦（バズ）をつくりだす杉本氏
隅々のオーディエンスに最高のおもてなしを提供する杉本氏
杉本氏のまわりには砂漠のオアシスのように人が集まってくる。
杉本氏は、人を目立たせ、親鳥のように見守る。
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それでは、本日最後のナンバーになります。
熊本市東区のラジオネーム「新生のシャックラー」さんからのリクエストです。
鶯（うぐいす）の「午前8時のローソンで」
https://www.youtube.com/watch?v=Mu88h4eVaW0
