共感を得られたら強い、対義語

夏になると、中華料理店の軒先に掲げてある

 

 

 

「冷やし中華、はじめました」

 

 

 

の文字を目にするたびに、

 

 

毎年恒例のことなのに、

ついつい誘われて店に入っていっちゃう、

そして冷やし中華を頼んじゃう、

そんな、ヤマウチです。

 

 

冷やし中華、大好物です。

ポン酢でも、胡麻ベースでも、なんでもこいやー!

 

 

でも、よく考えたら不思議な商品名ですよね。

 

 

 

 

「冷やし」「中華」ですよ。

 

 

 

 

中華が、冷やしてあるんですよ。

ただこの商品名だけじゃ、それが麺なのか、ごはんなのか、

スープなのか、フツーはわかんないじゃないですか。

それなのに、「冷やし中華」と聞けば、

きゅうりとハムの千切りと、錦糸たまごがのっかった

(あ、具材は人それぞれかもしれませんね)

冷たい麺をイメージしますよね。今では。

 

 

かなりの割合の日本人が、

「冷やし中華」に対するイメージを共有できている

なんて素晴らしい!

 

 

私も、いつか「冷やし中華」レベルの仕事をしてやる、と

誓ったある夏の日のランチタイムでした。

 

 


ちなみに、山鹿にある「華北飯店」の冷やし中華。
オーソドックスな酸っぱいタレが、ヤマウチ好みでしたわ。

 

 

 

さて本題。

 

 

 

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」

 

 

 

ハムレットの中の有名なセリフです。翻訳家によって

日本語のあて方というか、解釈の仕方が少し変わるようですが、

いわゆる「生」と「死」の対義語を組み合わせた言葉です。

 

「生」と「死」の対比で、印象に強く残りますよね。

 

だから、ハムレットのストーリーは知らなくても、この

セリフを知っている人も多いはず、です。

 

 

対義語は、コピーというか、文章を構成するうえで

割と意識します。同じように、同義語、類義語も意識するけど、

対義語を見つけることは、強い印象をその文章の中に残すことができるし。

 

ただ、その言葉選びが難しいもの。
たんに対義語を用いたら印象的な文章になるのではなく、

何と何を対比させるかが、それが問題だ!

 

たとえば、「愛」の対義語。

 

 

 

憎しみ?

 

 

いやぁ、愛という感情を経ないと憎しみは生まれないでしょ、と

言う人がいるかもしれない。

 

 

 

殺意?

 

 

愛の異常な形が殺意になるような気もしてくるし。

 

 

 

無関心?

 

 

腑に落ちる部分もあるけれど、一概に「これだ!」は言い切れない。

 

 

 

 

 

うーん。

 

 

 

 

 

ちょっとたとえとして、

高度なものを取り上げてしまった感がるので

今日はここまで!

 

 

対義語、というか、同義語、といってもいいかもしれないけど、

絶妙なタイトルをつけている雑誌を見つけたので

ちょっとご紹介。

 

「カリスマと老害」

 

 

わーーーー、パラフィン紙並みの紙一重。

 

 

このタイトルを見ただけで、

雑誌の主題がわかるし、興味をそそるなぁ。
やられた!

山内陽子

好きな食べ物。カツ丼、サンラータンメン、ときどきカレー。情報求む。

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