週二回ジムでウエイトを始めてからずっと汗が止まらない
WHITEBASEの雇われ校長ことズートリ野田です。
前回のWHITEBASEで
「野田さん左肩だけクサイ」
とモンブランのメンバーに言われてから
左肩にめっちゃ制汗スプレーをかけてます。
どうでもいい話は置いといて、
今回のGUESTを僕が初めて知ったのは
九州ADCという九州の広告のコンテストでした。
九州ADCはクライアントの仕事を応募する枠とは別に
自由枠という自主制作のデザインを応募するゾーンがありました。
そこに並んでいた作品の中で異質を放っているものがありました。
それは自らを紹介する広告でした。
そしてこのビジュアル。
おそらく別の場所ですれ違っても絶対に分からない。
(その他にもキャバ嬢風名刺とかも出展していた。)
出展者の所属をみると「熊本」
「熊本にこんなにユニークで悪ノリでアクセル全開の人がいるんだ!」
と駆け出しのウェブデザイナーだった僕は1人ワクワクしていました。
その人の名前は
「佐藤かつあき」
東京から奥さんの実家のある熊本に引っ越してきたばかりのクリエイターでした。
そして、数々の顎の先にヒットして脳を揺らすような
面白くてぶっ飛んだ仕事を熊本に生み出しました。
これは絶対にWHITEBASEに呼ばなければ!
と、初めて話した飲み会で失礼ながらもお願いしたところ
「いいですよー!やりますやります!」
と快諾。
多忙なスケジュールの中で来てくれました!
雰囲気あるなぁ〜
当日はあいにくの大雨。
かつあきさんは早めに来てくれました!
時間があったのでボスと僕と談笑をしていると
なんかモンブランがBARみたいになりました。
かつあきさんはOCEANとかストリートスナップに出てきそうな雰囲気があります。
(ウイスキーではありません。烏龍茶です。)
はじめて会った時、僕はかつあきさんに緊張してまったく話しかけに行けなかったんですが、話すとすごくフランクで老若男女問わず変わらない人です!
あぁクリエイターとしてこういう年の重ね方がしたいと講演前から感じてしまいました。
講演スタート!
はい!出ましたロボリーマン!
かつあきさんをこの仕事で知った人も多いと思います。
驚くべきはクライアントは熊本大学だということ。
おそらく僕がこの案を思いついても通すどころか
プレゼンまで持っていけないと思います。
大学や大きな企業にユニークな案を通すためには
膨大な労力と勇気と情熱が必要になります。
もう、ぶっちゃけあんまりお金にならなかったりします。
それでも
「やりたくなったらやりきっちゃう」
ロボリーマンからはそういったメッセージが伝わってきました。
ちなみに中の人は佐藤かつあきさんだそうです(笑)
かつあきさんは通常のクライアントワーク以外にも
様々な活動をしています。
ハタノ綜合印刷さんの特殊な印刷技術を活かしたデザインを行うプロジェクトで、
かつあきさんが県内外のクリエイターに声をかけて実現されたプロジェクトです。
もちろん、こういった案件は予算が少ない場合は多いので、
参加してくれるクリエイターの方々にも高い報酬が払えない場合があります。
でも、かつあきさん自身が全然利益出てないのに
「やりたくてウズウズしてる感」が半端ないから回りのクリエイターも
乗っかってきて、気づけば一つのムーブメントみたいになるんだな感じました。
全国区のクリエイティブ事例になったブルーシードバックも
クリエイティブで人と心と社会を動かした仕事だと思います。
そして、そういった仕事には物語があり
一から辿っていくと、なんというか、目頭が熱くなってしまう(笑)
ばっきーさんもWHITEBASEの他己紹介で書かれてますが
https://monstar.jp/whitebase/410
このグラフィックを見た時、
脳と心を揺らされました。
被災したクリエイターは「奪えない」ことを分かっていても
その武器で闘う方法を見いだせなかった無力感を感じていたと思います。
だから熊本発のクリエイティブでブルーシードバックが出たときのカタルシスは半端なかったし、オーディエンス側になってる自分の不甲斐なさにやきもきしたりしました。
少なくとも、僕にできることは
こういう仕事をしている人とその考え方、働き方を少しでも多くのクリエイターに伝えるきっかけを作ることだなぁ〜と思ったのもWHITEBASEを作ったきっかけのひとつです。
最近流行ってる「カメラを止めるな!」という観ると創作意欲を刺激されまくる映画があります。
かつあきさんの話を聞くと、同じように面白い仕事をしたくてたまらなくなります。
そして、それは自分だけが面白い仕事じゃなくて回りの仲間も、社会も、そして業界全体が面白くなる仕事です。
今回の講演を聞いて
かつあきさん以後の熊本がどんどん面白い仕事で溢れる気がしてワクワクしました。
本当、働きすぎで体を壊さないでください(笑)
ぜひまた来て頂けるようにWHITEBASE頑張りたいと思います。
佐藤かつあきさん本当にありがとうございました!
(かつあきさんは、こういうことしても、全然怒らないです。)