暑い暑いもなんのその！WHITEBASEの雇われ校長野田です。
最近、海外のクリエイターに憧れてMBPにステッカーを鬼のように貼ったら、
人に会う度に
「え、なにそれ？」
「ぜったいやめたほうがいいよ」
「・・・まぁいいんじゃ？」
って冷たいリアクションをとられます。
今年みたいに暑い夏には丁度いいですね！
さて！
WHITEBASEも三回目です。
web系のクリエイターが多く集まるこのコミュニティ
どうしてもウェブ系の講師をお呼びすることが多いのですが
web制作者がwebのことばかり勉強しているわけではありません。
素晴らしいウェブサイト作るにはデザイン以外にも沢山の要素があります。
みんな分かるかな〜？
はい！江藤くん！
「んん〜コーディングですか？」
いい答えですね〜
確かにそれも大事です。
他にはありますか？？
はい！モンブラン初代エースで安藤さん！
「写真と文章（チラッ）」
そう！その答えほしかった！
さすが安藤さん！
前置きが長くなりましたが
今回のWHITEBASEは写真と文章のスペシャリストを呼びました！
ふたりはウェブも紙も動画もなんでもござれ
ゲストのカメラマンの山口さん、ライターのあずささんは
雑誌やパンフはもとより、CMやウェブでも活躍されています。
野田も山口さんには独立当初からお世話になってまして
ズートリッパーのサイトの写真を撮っていただいたり
カメラマンさんとの仕事が慣れてなくて迷惑かけても嫌な顔ひとつせずにフォローしてもらったりと、一度頼むとずっと頼みたくなるカメラマンさまです。
あずささんはボスの紹介で知り合いまして、
その後WHITEBASEのコラムを書いてもらったのですが、
その愛と自虐と捻くれが何層にも重なったミルフィーユ如しコラムは衝撃でした。
https://monstar.jp/whitebase/278
あぁ僕はもっと体と想い出を切り売りしなければ・・・・と自称ブロガーとして覚悟したものです。
トップバッターは山口さん
売れっ子カメラマンの山口さん。
その実績は多種多様！
みんな、はらぺこあおむし状態にさせた食べ物系写真や
素敵なパンフや冊子の写真。
こちらのパンフレットはデジタルではなくフィルムで撮影されたそうです。
ときには冷凍保存で送られてきた魚の口をあけ、
ポージングさせ最高の一枚を撮ることも
webの撮影も沢山実績があります！
玉名牧場
熊本ワイン
https://www.kumamotowine.co.jp/
ASOFORET
この写真は切り抜きではなく、影の位置が不自然になってしまうという理由から5時間ほどかけて一枚絵で撮ったそうです。
様々な実績を交えながら
カメラマンの業種の違いやディレクション時の良い方法などを教えていただきました！
web業界はグラフィックに比べるとあまりカメラマンに写真を依頼することも少なく
一緒に仕事をしてディレクションを行う機会があまりありません。
あるもので良いものを作る経験は増えていくのですが
最高の食材を探したり、見つけたり、作り出したりする経験が中々積めません。
よって地方には、
アートディレクターやクリエイティブディレクターがほとんどいないのが現状です。
年々増えるウェブへの広告費を考えると、
これからウェブアートディレクターやウェブクリエイティブディレクターの需要は増えると僕は思います。
カメラマンさんがどんな事を考えて、
どんな技術をもっていて
写真を撮ってもらうことでクライアントに対してどんな効果が期待できるのか？
それを説明できるようになるためにも今回のお話はとても大事だと思いました。
つづいてはライターのあずささん
バッチリスライドを作ってきたあずささん。
何も準備してなーい！っていいながら凄くちゃんとしてたので
勉強してないって言ってしてるタイプだと思います。
パロディで攻めてきましたw
まったくお金の管理ができないあずささん。
初っ端からダメ人間っぷりを若手に暴露してました。
自虐で若手に勇気を与える高度な優しさですね！
個人的にあずささんの人生や考え方はとても面白くて興味があったのでわくわくでした。
旦那さんはとても素敵な写真を撮られるカメラマンで以前からFBで繋がっていたのですが
その方の投稿で「あずささんの一人旅書き置き」を初めてみました。
そして「やべぇなこの嫁さん」って思いました。
こういうことさらっと言う辺りが
「別、わたしのこと嫌いな人と一緒にいたくないし感」があります。
その潔さがコラムを面白くしているのだなぁ〜と感じました。（僕が面白くないこと言ったら容赦なくダメ出しをしてくれます）
ボスの紹介ではじめて三人で飲みに行った時に、
「二次会面白いところ行きたいです！」といったら、
とんでもない場所に連れて行ってくれました。
ワンピースのイワンコフみたいな人に唇を何度も狙われました。（左下の写真）
ライターさんって一体どんな仕事してるの？
もう何でもやってます。
人によって業務範囲はかなり違ってあずささんはかなり広いタイプだと思います！
芸能人のインタビューや
タウン誌の企画・文章
そしてネーミングも！（このネーミング始めて見た時すっごい秀逸だと思った）
ウェブサイトは最初、テキストだけで
そこから画像や動画を表現できるようになったけど、やっぱり元はテキストなわけで
それをゼロから作り出すライターさんの存在は重要です。
でも、意外なほどにその重要性に光が当たることが少なくて
結果的に鬼のように働いてあずささんみたいなディレクションも企画も営業も幹事もできる全方位カバー型のライターさんが生まれる。
いつまでもそんな状態が続くか？
僕は続かないと思います。
ネットのおかげで、隅から隅まで光が当たりやすくなっているし
一般人のYouTuberが沢山の利益を得られるように
面白い企画、素敵な文章、ぶっとんだキャラクター性がある人はどんどんフューチャーされます。
あぁあずささんも近い内に記事がネットでバズって売れっ子になりそうだなぁ
そう思いつつも、置き手紙で疾走旅行は続けそうだし
そんな生き方が更に面白い文章を生み出すんだろうな、と思いました。
この筋肉は鍛えてなかった
今回のWHITEBASEに来た人たちはそう感じたんじゃないでしょうか！
ウェブデザイナーとして成長したいならデザインかコーディングを勉強するのが一般的ですが
実際に働き始めると気づくことがあります。
それは「いい文章といい写真」の必要性です。
この2つが無ければ、
どんなにレイアウトやフォントやあしらいが上手になっても限界が訪れます。
そして、いい文章といい写真を手に入れるためには
プロに依頼して、一緒にチームを組み、信頼関係を築き
全員が100%の力を発揮することが最高の結果を生み出します。
WHITEBASEがそんな
良いチームが生まれるきっかけになれば最高だな〜
と思いました。
